いつも明日が楽しみ!
日曜日に亡き妻の七回忌を実家で行わせてもらった。
前日までの雨空が一転、湿度も低くカラッとよく晴れたなかでの法事となった。
自分と両親のほかは、親戚の叔母や叔父ら四人だけ集まってもらった。
叔母二人は、法事の始まる前に、まだ一度も墓に参らせてもらってないので行きたかったといってわざわざ墓参りをしてきてくれた。妻は生前から自分の両親はもとより、叔父叔母など親戚にもかわいがられ、私より彼女の方の親戚かと思うほどだったが、亡くなって六年経ってもこうして慕われるなんて幸せな人だと思う。
田舎のしきたりがわからない自分の代わりに、この年になっても親の手をわずらわせて、恥ずかしいことだが、そういう親のおかげで親戚の方々も集まってくれたのだから、両親にも感謝せずにはおられない。
参ってくださったお坊さんの説教は、失礼ながら仏の教えを説いてくださったはずだが勉強していない自分には難しくてなんとも理解しがたかったが、法事のあと開いた食事会で、叔母の放ったひとことが、よほどその場にあったいい話しになった。
叔母は、余命一ヶ月の花嫁という実際にあった話をTV番組で見たのを引き合いに出して、こういった。「いま何してる?」という彼からの電話に、その彼女は「いま生きてる」って答えた、それがすばらしいのよ、と。いまの世の中悲惨な事件や難儀なことが多いけれど、生きていたらいいこともある。明日はどうなっているやろ、この先の世の中がどう変わっていくか楽しみだし見てみたい。明日が迎えられることは奇跡なんだよ、と。
年寄りたちの方がよほど前向きに生きていて驚いた。こうしたご縁を創ってくれた妻にやっぱり感謝だな。
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